こちらの記事では、ウッドフェンスの基礎の作り方について細かく説明しています。
DIY初心者のわたしの実体験をもとに、写真と文章で作り方を説明しているので、初心者の方でもわかりやすい構成となっております。ぜひご参考ください。
実際にDIY初心者だったわたしが作ってみたウッドフェンスがこちらです。(ブラックのウッドフェンスが、今回わたしが作成したもの)

こちらの記事では、ウッドフェンスの基礎の施工方法についてお伝えします。
- 資材をどこで購入するか?
- 施工にはどんな器具が必要か?
- 費用はどれくらいかかるか?
これらについては、こちらの記事でまとめていますので、お読みください。

目次
資材梱包を開封
資材はWOOD PRO楽天市場店で購入しました。3つに分けて丁寧に梱包されています。

開封します。

手前の2つが横板用の木材。奥がアルミ支柱です。
そして補修用塗料と30mm長ネジ、アルミ支柱穴あけ用に穴径3mmドリルも入っています。

基礎作り
超大切であり、ウッドフェンス作りの中で一番大変な作業でもある基礎作り。
ここで様々な計測やチェックを怠り、適当に施工をすると大変なことになります。基礎のズレが生じてアルミ支柱に横板を取り付けられなくなります。
また、見栄えもガタガタに歪んで、かっこ悪くなる可能性も。たいへん面倒で手間がかかりますが、しっかりと計測&チェックを繰り返して、基礎作りは徹底的に正確にやっていきましょう。
基礎が作れたら、あとは支柱を立てて板を張るだけなので超簡単です。
水糸を貼る
基礎を一直線に設置できるかは水糸にかかっています。
かならず水糸を貼りましょう。
やり方は簡単。
- ウッドフェンス設置予定場所の両端へ杭をさす
- 杭に水糸を結ぶ(ピンと張るように)
- 水糸の地面からの高さは5~10センチ程度

我が家の場合は、駐車場の後ろにウッドフェンスを設置。
駐車場の基礎と平行になるように、2か所で水糸~駐車場基礎までの距離を測って微調整をしました。

ブロック仮置き
水糸が張れたら、図面に習ってブロックを端から仮置きしていきましょう。5本のアルミ支柱を立てるため、ブロックは5つ設置します。

ブロック間の距離は図面通りとなるように計測して設置しましょう。ただし、まだ仮置きなので計測はおおまかでOK。

5つのブロックの仮置き完了です。

穴掘り&ブロック設置
さて、ここからが肉体労働です。やることは単純ですが大変です。
- 穴を掘る
- ブロックを入れる
- アルミ支柱仮入れ
- 水糸で位置確認
- 水準器で水平確認
- 隣との距離確認
この作業をひたすら繰り返し。地面を掘ると足腰がとても疲れるし、位置調整で何度もブロックを持ち上げます。とても大変で時間のかかる作業ですが、この作業がウッドフェンス作りの中でも一番大切な行程なので、しっかりやっていきましょう。
①穴を掘る
単純ですが大変な作業です。仮置きしたブロックを目印に、穴を掘っていきましょう。
今回は、使用するブロックが地面から少し出るように設置したかったので、穴の深さはブロックより少し短めに。
また、隣のブロックとの水平確認、水糸との位置調整などで穴の中で何度もブロックを動かしますので、少し大きめな穴を掘りましょう。
②ブロックを入れる

穴が掘れたら、ブロックを投入です。
③アルミ支柱仮入れ
ブロックを入れたら、アルミ支柱を差し込んで深さが適切かどうか確認。
アルミ支柱には、埋め込む長さが分かるように、あらかじめ養生テープでマーキングしておきましょう。このマーキング箇所が、ブロックの上部とぴったり合うように深さを微調整します。
④水糸で位置確認

深さの調整が完了したら、一旦アルミ支柱は取り除きます。水糸を使用して全てのブロックが一直線になるように調整しましょう。水糸の真下にブロックの1辺が重なるように設置します。
⑤水準器で水平確認

水糸での位置調整が完了したら、次はブロックの上に水準器を乗せて水平確認です。重要なのは、ブロックの上の”面”が水平であること。
水準器は縦と横の水平が同時に測れると、1回で面の水平がチェックできるので便利。水平が確認できなければ、穴の深さを調整していきましょう。水平が確認できたと思ったら、水糸からズレていたりします。そうなったらまた微調整の繰り返し。
⑥隣との距離確認
2つのブロック位置が確定したら、最終確認が必要です。隣同士のブロック上にアルミ支柱をのせ、その上に水準器を置き水平確認。
ここで水平が確認できなければ、穴の深さが違うということです。大変ですが、再度穴からブロックを取り出し、深さの調整をしましょう。そしてビシッと2つのブロックの高さを合わせ、水平を確認してください。
①〜⑥までの作業はとても大変ですが、調整を怠るとアルミ支柱が一直線に立てられず、横板を取り付けられなったり、基礎としての強度が下がりします。
なのでブロックの直線配置、水平確認、ブロック同士の高さ合わせは、必ずしっかりとやりましょう。
ブロック固定&穴埋め
基礎の最終段階です。
①モルタル作成
モルタルはインスタントセメントに水を混ぜるだけで簡単に作れます。インスタントセメントはホームセンターで600円ほどで売っています。
今回は25Kgを2袋使用しました。
インスタントセメントをトロ舟に入れて

水も入れます。

そしてスコップで混ぜます。水は少しずつ加えていき、ある程度の粘性が出てきたらOKです。あまり水が多すぎると、しっかり固まらなくなるので注意しましょう。
スコップですくい上げて、ドロッと落ちるくらいが適度な粘性です。

なお、モルタルはある程度の量を使用しますので、トロ船は必須です。(バケツだと少量しか作れません!)
大きめのものを準備しておきましょう。ご購入はこちらからどうぞ↓
②モルタルを穴に注入
ブロック3分の1程度の高さまでモルタルを流し込みましょう。これで固まれば地中でもがっちりとブロックは固定されます。
③仕上げに土を埋め戻し
モルタルがある程度乾いて硬くなってきたら、その上から土を埋めましょう。そしてしっかりと土固めをします。
これで基礎はようやく完成。
つぎはブロックの中にもモルタルを流し込みましょう。ブロック穴8割程度が埋まるくらいまで注入します。ここで注入するモルタルは、少し粘性が強めのものを入れると、アルミ支柱が立てやすいです。
お疲れさまでした!以上でウッドフェンスの基礎施工については完了です!
ウッドフェンスを作るシリーズ、最終回の完成編はこちらです。ぜひ最後までお読みくださいね。
