このように毎日毎日悩んで、苦しんでいるあなたへ。
わたしも同じ経験をしました。
ブラック企業で働いていたので気持ちはものすごくわかります!
先輩からはバカにされ上司からはいじめられ、本当に毎日が辛かったです。
そして、その辛い思い出の中でも、とある研修に行かされた時には、本当に人生のどん底だと思えるほど落ちました。
この記事では「ブラック企業時代に行かされた、ヤバイ研修で洗脳されかけた体験談」をお伝えします。
読んでもらえたら、自分の会社はまだマシだと思えるはずです。
以下の方は、ぜひこの記事を読んでみてください。この記事を読めば、毎日の仕事に病んで悩んでいるあなたの気持ちを、ちょっとだけ楽にすることができるはずです。
- ブラック企業で毎日が辛くて仕方ない方
- 今すぐ会社をやめたい方
- 自分以上に辛い職場はないと思っている方
この記事では・・・
大学時代を遊びまくってブラック企業に就職という黒歴史を持つ私が
会社から行かされたやばーい研修の実際の体験談をお伝えします。
なぜわたしがブラック企業に就職する羽目になったのかは、こちらの記事で詳しく書いてますので、読んでみてください!
研修のご案内
ブラック企業に入って2週間ほど経った頃の話です。
人事にわたしは呼ばれ、とある社会人研修に2泊3日で行ってこいと言われました。
入社後たったの2週間で、早くも職場の雰囲気に馴染めず仕事が嫌いになりかけていたので、この研修を楽しみでした。
3日間も職場に行かなくていいなんて、最高だ!
こんな軽い気持ちでこの研修に望んだのが、大きな間違いだったのでした。
その後、自分の席に戻り上司に研修の旨を伝えると、周りの先輩たちがクスクスと笑っています。
隣の席の先輩にその理由を聞くと、どうやら先輩たちも過去にこの研修に行かされ、声がガラガラになるほどみっちりと鍛えられたとのことでした。
声がガラガラになる?
研修って座学でしょ?そんな声出すのかな?
わたしは先輩たちのいうことなんて真に受けませんでした。
そして、後に知ることになるのです、先輩たちが言っていたことは真実だったということに・・・。
研修施設はまるで精神病棟の隔離施設

そんなこんなで、あっという間に研修当日になりました。
案内状を片手に、わたしは研修会場の最寄りの駅に到着し、バス乗り場を探しました。
この駅のバス乗り場から研修会場までの直行便があるとのことでした。
バスを見つけ乗ってみると、そこにはわたしと同じような初々しく、そしてどこかどんよりとして疲れているような若者が数人座っていました。
彼らもおそらくわたしと同じ研修に参加する人たちなのでしょう。
バスは発車しました。
オフィス街を抜けてバスは山道へと入りました。
どんどん山を登り、バスに乗って40分くらいでしょうか。
ようやく目的地に着いたようで、バスは止まりました。
そこには、色褪せたコンクリート造りで精神病棟の隔離施設のような建物がそびえ立っています。
山の上なので、周りには他に建物は何もありません。
もちろんコンビニや自動販売機さえありません。
あれ?なんだか思ってたのと違うなぁ・・・
ちょっとだけ、わたしの心には不安の雲が立ち込めてきたのでした。
研修で白衣を着せられるなんてキイテナイヨ〜!!

研修施設に到着すると、バスに乗っていた人たちは順に降りて行きました。
彼らに続きわたしも降りました。
そして案内状をみながら、会議室へと向かいます。
会議室に到着し、前の人たちに続いてわたしも入りました。
すると、そこにはパイプ椅子がずらりと並べられて降り、正面には講師らしき人がただ1人、ポツンと立っていました。
(この講師らしき人は、俳優の草刈正雄さんに似ていました。
といことで以降、講師の人のことをマサオと表記します:笑)
わたしは、その光景に違和感を感じました。
だって、研修ですよ?
普通は長机がずらりと並べられていて、正面にはホワイトボードだったり演台が置いているでしょ?
しかもマサオは白衣をきていたんです。
なんだかこれはやばいぞ・・・?
一緒に会場に到着した人たちも、みんな同じ顔色です。
この会場の光景に不安を抱き、しかしそれを口にできない。
みんなが戸惑って、誰も椅子に座ろうとしません。
その時です。
ぼーっとしてないで、さっさと席に着きなさいっ!!
マサオはとんでもなく大きな声で怒鳴りました。
まるで、小学校の頃の教育指導の先生のような迫力と声量です。
その声は会議室内に響き渡り、わたしたちは一斉にあたふたしながら、並べられたパイプ椅子に着席しました。
そして全ての参加者が席に着きました。研修の参加者は15人ほどです。
ここでマサオは動きました。
部屋の隅に置いてあったダンボール箱から、何やら白い布を取り出して、参加者一人一人にわたし出したのです。
そしてその得体の知れない、悪い予感しかしない布はわたしの手にも届いてしまいました。
それは、マサオが着ているのと同じ白い白衣だったのです。
これを着ろと、そういうことなのです。
研修で白衣を着せられるなんて、キイテナイヨ〜!
わたしの心の中には、不安と懐疑心と後悔が渦巻いてきたのでした。
全力100%の自己紹介で声はガラガラに

さぁ、ここで想像してもらえるでしょうか?
正面には白衣を着たマサオ。
そしてパイプ椅子に座っている初々しい若者たちもみんな白衣を纏っている・・・。
これは誰がどうみたって宗教団体です!!
とんでもない研修に来てしまいました。
わたしはこれから洗脳されていくのでしょうか?!
そんな不安を抱きながら、そして冷や汗をかきながら座っているとマサオが喋り出しました。
「みなさん、今日から3日間、講師をさせていただくマサオです。よろしくお願いします。
では、早速ですが、1人ずつ、自己紹介をしていきましょう。まずは君からどうぞ。」
そう言ってマサオは、前列の一番右に座っていた男性に自己紹介を振りました。
振られた男性はおどおどしながら立ち上がり、そして自己紹介をはじめました。
「みなさん、こんにちわ。大阪からきまし・・・」
「声が小さいっ!!次っ!!」
!?!?!?!?!??!?!?!!?
そこにいた誰もが、一瞬何を言われたのか理解できず、あたふたとしています。
立ち上がって自己紹介をしていた彼に至っては、怒られたと理解したのか、恥ずかしさからか次第に顔が赤くなっていきます。
「次って言っただろう!?お前はもういい、座れ。次はお前だよお前!!自己紹介!!」
「は、はいっ。」
隣に座っていた女性が立ち上がり、自己紹介をはじめました。
「は、はじめま・・・」
「声が小さいっ!!ツギッ!!」
この調子で、額に血管を浮かび上がらせながら、マサオは大声でどんどん参加者の自己紹介を中断させていきます。
2番目の女性は涙目です。
3番目、4番目と次々に自己紹介を振られては中断させられ、わたしも案の定、あっというまに中断させられました。
最後の一人までもが中断させられてました。
ヤッベェぞ・・・という参加者の思いがこの会議室に充満しています。
この先はどうなるんだろうと思っていると・・・まさかの自己紹介2週目スタートです。
「みなさん、社会人なのに自己紹介もまともにできないんですか?!」
マサオは怒っています。
最初に振られた男性が立ち上がりました。
そして、大声で自己紹介をはじめます。
名前をいい終わり、職場のことについて説明し出しました。
まだマサオのストップはかかりません。
おっ、これは最後までいけるのか?!
彼は自分の趣味まで話し初めています、大声で。
「長いっ!!次!!」
!?!?!??!?!?!?!??!?!?!?
どうやらマサオはとんでもないスパルタンのようです。
声が小さければ即中断。
大声であっても、無駄に長ければ即中断。
こんなスパルタで、自己紹介を参加者全員がやり終えることなんてできるのか・・・
とんでもない自己紹介タイムに絶望と恐れを抱きました。
そしてそのまま延々と3周、4周と続き、あっという間に1時間が経過していました。
参加者のみんなは全力100%の自己紹介で声はガラガラに。
それでも力を振り絞り、大声を出して自己紹介を続けます。
マサオに負けてられるか!
こんなエンドレスタイム、早く終わらせたい!
家に帰りたい!!
さまざまん思いを抱きながら、つい先ほど出会ったばかりの参加者は一致団結し全力で自己紹介を続けました。
そして、みんな頑張り抜いて、1時間半でようやく自己紹介を終えることができました。
最後の一人が自己紹介を終えた時には、参加者みんなで拍手喝采。
お互いにお互いを讃えあい、涙を流す女性もいました。
マサオは満足そうに微笑みを浮かべています。
うわぁ・・・なんて素晴らしい研修なんだ、自己紹介だけでこんなに必死になれ・・・
ちがああああああああうっ!!!
危ないところです、危うく洗脳させられかけました。
どうやらやはり、わたしはとんでもない研修へ参加してしまったようです・・・
続きを読む→ブラック企業時代に行かされた、ヤバイ研修で洗脳させられかけた話 ②

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