「おおかみこどもの雨と雪」は、細田守監督の作品の中でも一番オススメな作品です。
この作品は、シングルマザーとなった主人公・花が、二人の子どもを育てていくというストーリーです。
子どもの成長と子育ての大変さをテーマとした作品ですので、特にお子さんのおられるパパママ世代の方には、ぜひオススメします。
子育てをしていく中でこんな感情を抱いたことはありませんか?
- 子どもが泣き止まなくてイライラする
- イライラする自分に不甲斐なく思う
- 毎日、子どもがいてくれて本当に幸せ
- 子どもの成長が本当に嬉しい
- いつかは子どもが巣立つんだなとちょっと寂しくなる
「おおかみこどもの雨と雪」の劇中では主人公・花が、これらの感情を抱きながら子育てに奮闘する様子が多く描かれています。
これらのシーンを見るたびに、共感し胸が熱くなり感動します。
心がアツくなりますよ。
まずはぜひ、こちらの「おおかみこどもの雨と雪」たったの3分で読める!ストーリーまとめ記事!をご覧ください!
「おおかみこどもの雨と雪」とは?
まずはさらっと、「おおかみこどもの雨と雪」の概要を説明します。知ってるよ!って方は読み飛ばしちゃってくださいね。
2006年に公開された『時をかける少女』に始まり、大家族と少年のひと夏の物語を描いた『サマーウォーズ』。『バケモノの子』と、ヒット作を送り出し続ける細田守監督。
彼の3つ目のヒット作が「おおかみこどもの雨と雪」です。以下、ウィキペディアによる概要説明を引用します。
細田守監督による長編オリジナル作品第2作である。細田は本作で初めて自ら脚本も手がける。テーマは「親子」であり
、19歳の大学生が「おおかみおとこ」と出会い、その間に生まれた「おおかみこども」の姉弟が成長して自立するまでの13年間を描く。
監督・脚本の細田を始め、脚本に奥寺佐渡子、キャラクターデザインに貞本義行と、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』に関わってきたスタッフが製作を手がける。監督の細田は、この作品を製作するために新たにスタジオ地図を立ち上げた。
本当にさらっとした説明でした。では、ここからはストーリーまとめに入ります。
ご覧ください!!
3分で読める!ストーリーまとめ
主人公は大学生の花です。彼女が通う大学で、おおかみおとこと知り合います。
おおかみおとこがなぜ大学にいるのか?なぜおおかみおとこになったのか?というような疑問は解消されませんが、この作品ではおおかみおとこの詳細はメインテーマではないので、詳細な説明は割愛されています。
ふたりは恋に落ち結婚し、そして男の子の雨と女の子の雪が生まれます。
おおかみおとこと人間の混血の子どもです。雨と雪はおおかみおとこの血を受け継いでいるため、狼に変身することができるという特殊な体質で生まれました。
子どもが生まれ、幸せな生活を過ごすおおかみおとこと花。しかしある日突然別れはやってきます。おおかみおとこはいなくなってしまいます。
詳細は本編を観てくださいね。なかなか衝撃的なシーンでした。それを敢えて淡々と書くことで、現実の残酷さを観客に見せつけるような演出でした。
夫がいなくなってしまった花は、たった一人で雨と雪を育てる決意をします。
おおかみと人間の血が流れた雨と雪。泣き出せば狼になります。風邪をひいて咳をしても狼になっちゃいます。だから周りの人に頼れないし病院にもいけません。
花は子育てや健康に関する本を片手に必死で勉強し、雨と雪を育てていきます。
このあたりの描写は心にグッときます。自分の不甲斐なさや情けなさを自覚しながらも、決して弱音は履かず、雨と雪の前では笑い続ける花は、強く美しい母親です。
しかしある日、雨と雪がいることを役所の職員が嗅ぎつけてきます。これを機に、花は都会から山中の田舎へと引っ越します。
狼の血が入っている雨と雪は部屋の中でいつも大暴れしていました。その音が隣の住人に聞こえてしまって、通報されたようです。もし雨と雪の存在がバレたら、色々と面倒だと考え、引越しを決意した花でした。
田舎のおじいおばあたちはとっても優しく、花は初めて頼れる人たちができました。
一人でなんとかしなきゃいけない、という重圧から解放されました。こうして花と雨と雪の三人は、混血の秘密がばれることなく、人間の世界で必死に楽しく生活していきます。
雨と雪はどんどん大きくなり、心も成長していきます。
それまでは狼であり人間でもあった雨と雪。時には人間の姿で近所の友達と遊び、時にはおおかみの姿で山中を駆け回り、どっち付かずで生活してきました。
しかし物心がつく小学生にもなると”自分はどちらなのか”を次第に考えます。雨と雪は少しずつ、大人に近づいているんですね。
雪はこう考えます。
友達と遊んで中学高校と進学して、恋をして挫折して喜んで悲しんで。
わたしは人間の社会へと向かっていくよ。
街を出て、都会の学校へ行こう。もっと人間の世界を知りたいな。
雨はこう考えます。
山の中に入って、獲物を狩る。森を駆け巡り、自然を見守る。
野生のおおかみとして生きていくんだ。
そのためには森の中で暮らさなきゃいけない。
雨と雪は互いに正反対の答えを見つけ、別の道を進んでいきます。
花にとって雨と雪はおおかみか人間か、の前に”愛する我が子”です。だから自分が守っていくんだと強く決意したんです。
雨と雪が自分の道を見つけて、自分の意志で歩き出していくことは、うれしいんだけれど・・・
自分はもう守る必要がないんだって気づいてしまって、寂しさと切なさが押し寄せてきます。
最後のワンシーン。
映し出される花の家には、残された雨と雪の勉強机とランドセル。
雨と雪はそれぞれの道を見つけ、家を離れていきました。
花の子育てはおわりました。
雨と雪は幸せ。
自分たちで選んだ道だから。
そう考える花の気持ちに後悔も悲しみありません。
立派に育った我が子たちを見送れて花もきっと幸せです。
~fin~
以上、「3分で読める!ストーリーまとめ」でした。なんだか心温まり、最後にはしんみりしてしまうストーリーですね。子育てという有限の時間の中で、全力で雨と雪を育て上げた花は、きっと幸せですよね。
では、続きまして映画最新作のお知らせです!
細田守の新作映画!「未来のミライ」も期待大!!
ついに細田守監督の最新作の上映が始まります!
『未来のミライ』
2018.7.20公開!!

<ストーリー>
ある日、甘えん坊の
に、生まれたばかりの妹がやってきます。
両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うばかり。
そんな時、“くんちゃん”はその庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、
不思議な少女 と出会います。“ミライちゃん”に導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つ“くんちゃん”。
それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。待ち受ける見たこともない世界。
むかし王子だったと名乗る謎の男。
幼い頃の母との不思議な体験。
父の面影を宿す青年との出会い。そして、初めて知る「家族の愛」の形。
さまざまな冒険を経て、ささやかな成長を遂げていく“くんちゃん”。
果たして、“くんちゃん”が最後にたどり着いた場所とは?
“ミライちゃん”がやってきた本当の理由とは―
こちらも必見ですね!!
どんな感動が待っているのか、今からワクワクしています。
ぜひ劇場へ足をお運びください。
以上、「おおかみこどもの雨と雪」たったの3分で読める!ストーリーまとめ記事!でした!